2013年07月05日

7月2日(火)基礎科昼間部(小林)

引き続き、小林がレポートします。

13回目の創作論講義です。
このブログを読まれているのは、主にこれから講座を受けようかどうしようかと思っている方々だという事を前提に書きますと、
「創作論講義」とは授業のようで授業でない、けどたまに授業、という内容です。ますますわけがわからなくなりそうですが、要するに、来る講師の方によってその内容が様々だという事です。自伝的な方もいれば、近日公開の映画カチンコの宣伝が主(?)な方もいるし、大学の授業の1コマのように実習めいた授業をする方もいます。

木曜日の「基礎講座」で、課題提出と講評、という言い知れぬ緊張感揺れるハートを抱えている(?)受講生にとっては、こちらの方が気楽に受けられるのは確かです。講座とはまた違った勉強になり、とてもいい機会だと思います。授業ではない、と思って欠席される方もいますが、生の脚本家に会えて楽しいし、実際、執筆に役立つ話も多いです。

さて、ようやく本題に入りますが、本日は、小林弘利先生で、タイトルは「これからのシナリオ」でした。沢山書きたい事があるのですが、結論から書くと、これまた本当に陳腐な表現になって申し訳ないですが、
「目から鱗」でした。

そうです、小林先生、素晴らしいです、欧米や日本の映画(ドラマ)界について、広い視点でこれからどこへ向かって映画(ドラマ)作りをしていけばいいのかを、先生なりのビジョンを持って語られ、とても惹きつけられましたぴかぴか(新しい)

自分の不勉強がたたり、○○作品、××監督・・・など、沢山名前を挙げられてもピンと来ない私には、「これからの作家は、時代を見据えて、こういう方向でいく事になるだろうし、そうであって欲しい」というメッセージがとても響きました。こんな風に書いても、読んでいる人にはそれこそピンと来ないと思うので具体的に書きますと、

米国ではCATVがとても質の高いドラマを作っていて、「昔のお父さんの書斎に並んでいる本と同じ」レベルで100時間相当で妥協なし、世界をマーケットに勝負している。そして視聴者も、タブレットやPCでソフトを見ており、TV画面で家族で見るのはオーディション番組のような視聴者参加型(その場で投票)となっており、その流れが日本にもやがて来るだろう、メディアに対応して創り手も変えていかないと駄目だし、今までとは違う方法を編み出す必要がある。

先生によれば、ドラマは「一時も停滞させる事なく、前へ前へ進めていく」、映画は「一つの出来事・人物をどこまでも掘り下げ、じっくりと見せていく」のだそうだ。さらに、100人中80人はドラマを見ていないので、その80人をターゲットに合わせて作るべきだ、ともおっしゃられていました。

また、3・11の震災以後、「これからの日本はどうなるんだろう」という意識が人々に芽生えたはずで、そこから目をそらさないで欲しい、というメッセージもありました。
その他、書けばきりがないのですが、このような素晴らしいお話は、是非是非、ご自身で参加してお聞きください。


追記:いつもながら各先生方の、長時間のお話にはびっくりします目
永遠と話題につまるでもなく、混乱するでもなく、2時間近くずーっと一人でお話されます。本日も休憩なしでぶっ通しでした(120分だから大学の授業より長いですよ)。
また質問を受けても、「どう返答するのだろうな?」という問いにもとても良く反応されます。脚本家である為には、2時間位ぶっ続けで苦なく話ができる???っていうのが必須条件なのかもしれません。。。。



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6月27日(木) 基礎科昼間部(小林)

本日は11回目「基礎講座」の授業でした。

23回の授業のうち、そろそろ半分近く消化してしまった事になり、月日のたつのは早いなあ、と改めて思いました。

今週のプロット提出は二つだった為、各自小川先生と面談して、構想中のお話についてのアドバイスや相談をする事になりました。ので、各人、先生からのアドバイスは様々だったと思いますが、残念ながらその内容はわからないので書くことができません。
しかし、どうだった・・・?と何人かにさぐりを入れてみた所、「映像的な描写を入れるように」「主要登場人物二人の話をまずは作ってみて」「ぼんやりとした構想の段階でも、それがハッピーエンドで終わるのかそうでない方へ持っていくのか、の検討をつける」「次は自分の事を書いてみたら」・・・等がありました。(ここに紹介できなかった方、ごめんなさい)
いつもながら、先生のアドバイスは解り易くて的確だな〜ぴかぴか(新しい)なんて思ったりします。

別室で面談を受けている際、残った人はボーッとしていたのではなく、1時間のドラマを教室で鑑賞していました。1時間ものを最低一本書く、というのが基礎科の目標なので、ボリューム的に勉強になるそうです。
私の好きな脚本家の方が書かれた作品だったので、自分の面談の順番が来ても、「今いいとこなんだけど・・・すっとばしてください」と危うく言いそうになりました。

授業時間は、案の定、全員の面談が時間内に終わらず、最後の人は17時半頃までかかっていたようですダッシュ(走り出すさま)

先生、受講生の方、本当にお疲れ様でした。



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2013年06月24日

6月20日 基礎科昼間部(落合)

昨日は スーパームーン だったみたいです
曇っていて 確認もできませんでしたが

今回の長谷川先生の講義で教えてもらったことは

プロット は 何を見せるか?
ハコ は どう見せるか?
今まで 良く掴めていなかった そこが
少し はっきりした講義でした

プロットを作る時は 構成を考えないように と
今は プロット をきっちり詰めることが大切な段階で
ジブンは 提出期限 ギリギリで 
最後までまとめることもできずでは あったのだけど 
それでも少しは伝わるじゃないかと うっすら想っていても
合評で ひとこと 言われたことは
エレメンツだけで ストーリー になっていないということ

ジブンでは 分かっていても
相手に伝わった気分になっちゃいけないこと と

シナリオの主題とは 誰 が 何 をする? っていうそれを
その中心となる軸が まだ ジブンは見せられませんでした

もっと あります
目に見えないものをシナリオに書いてはいけない とか
ものごとの分岐点で
正しく動くか? 間違って動くか? 避けて通ろうとするか? で
キャラクターが決まる とか

とにかく次の提出期限までに
プロットの段階のモノを提出できるように
出来うる限りを したためておかないと

そして シナリオを突き進めた後で
出来損ないの 今回の最初を
見返すときが くるように

次回の 厳かな月は
雲も邪魔しませんようにと



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2013年06月03日

5月30日(木)基礎科夜間部(平田)

塩田先生4回目の今回は「台詞」について。
1回目の授業の課題で出された「太郎くんと由香さん」のショートシナリオの感想を述べ合う内容でした。

まず、スゴい!と感動したのが、15作を超える作品のひとつひとつに先生がご丁寧なアドバイスをくださったことと、生徒さん各自の個性豊かなシナリオです。

初心者・経験者の内訳はわかりかねますが、生徒さんの個性が詰まったシナリオ展開に、とても感銘を受けましたぴかぴか(新しい)
十人十色とは、まさにこのことだと思います。
同じテーマ・キャラクター設定でも、ドラマの作り方が悲喜こもごも…脚本に限らず、「個性の表現」を共有し合うことは、アーティスティックで正解のない世界ならではの醍醐味のひとつだと改めて実感しました。
加えて、先生も生徒さん一人一人も、それぞれのシナリオの長所を見いだしてくださる観察眼目が、このクラスの魅力でもあります。

塩田先生のアドバイス表現には、驚きがたくさんありました。

・シナリオのドラマの有無
・必要・不必要なト書き

といった基本的なこともそうですが、

◯太郎くんと由香さんの「飛び道具」としての仲直り
◯内容が大人しい、キャラが満遍ない
◯「たまには肝臓を休めないとな」という表現で普段は呑んべいなのがわかる
◯誠実で丁寧な台本
◯キュートな台本
◯「外連味=意外性」のない台本
◯キャラクターの魅力加減
◯1シーンが長過ぎる(舞台と脚本の違いを意識したシーン転換)
◯キャラクターに関して「もう一堀りして欲しい」「もう半押し必要かな?」

このように優しくも独特な分析をなさってくださるので、表現の面白さも同時に楽しむことのできる授業でした。

現時点の私たち全体に欠けている「心象風景としての情景を入れることの大切さ」も、映像ありきのシナリオではとても重要だと痛感いたしました。

授業の最後に、「台詞」として「東京物語」シーン149の妻を亡くした周吉の一言。
「(省略)ああ、綺麗な夜明けじゃった」
を取り上げてくださいました。

・・・
嗚呼、いつか先生がびっくりするような台詞が書きたい!!!と心で叫ぶ、不肖な私をお許しください。

二週間後の塩田先生の授業はいよいよ、私たちが秋まで取り組む「一時間もののプロット作成」が課題になっています。

やる気、ものすごくみなぎってますexclamation×2
先生に宣誓「現時点の全力を注ぎ込んで、今日も明日も書き続けます手(グー)


基礎科夜間部 平田


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2013年05月31日

5月23日(木)基礎科夜間部(平田)

今回は、古家先生の「細部の表現と技法」という授業。

古家先生は、授業開始の1時間前に突如、「今のドラマの決定稿を配ろうひらめき」と思いつかれたらしく、
「幽かなモバQ彼女」の第6稿、第7稿という、貴重な資料が配布されました。

◯「シナリオと小説の違い」
シナリオ=映像
小説=文章

◯シャレード=行動によって感情を伝える

◯「フラッシュと回想の違い」
フラッシュ=3〜4秒入れる効用で前に出て来たシーンを入れる
回想=視聴者がこれまでに観ていない新情報

◯発想の瞬発力、文章力、書くスピードの大切さ

以上、印象的だった内容を記してみました。
毎回大変興味深い内容なのですが、古家先生は何故かいつも、「申し訳なさそう」にされていらっしゃいます。
「うだうだですいません」、、、いえいえ、とんでもございませんあせあせ(飛び散る汗)
「この反応のない感じが何とも言えないですねー」、、、無反応で申し訳ございませんあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

お人柄なのでしょうか…?
私は、最前線で書き続けられる古家先生のような方が、このような謙虚と申しますか、おこがましい表現ですが純粋な言動をとられることが、何より感激なのですぴかぴか(新しい)

この日古家先生は、「こだわりと柔軟性を持って書く」と仰られてました。
先生が脚本家として「いかに深く太いこだわりを持っていらっしゃるか、しかしとても柔軟に脚本家というお仕事をされていらっしゃるか」を感じられた授業でした。

古家先生exclamation×2
プロデューサーの方々の度肝を抜くような傑作をこれからも生み出してくださいexclamation×2


基礎科夜間部 平田


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