2008年09月25日

9月25日 基礎科昼間部 (中里綾子)

私の心を映し出すどよーんとした曇り空の中、この半年間毎週火、木曜日に通ったシナリオ教室の最後の授業へと向かう。自分に問う。やれただろうか?

まずシナリオの企画書にあたるプロットの提出。その後講師から様々なアドバイスを受けシナリオを完成させる。もうあと何回かの授業しかない段階で講師の井上登紀子(登るっていい字だ)先生のよく通る声が教室に無情に響く。
「あれ、まだプロット出してない人いた?」
「・・・」
おおっ視線がこちらに向いているような気が。皆さん気付いていたのね。
51期基礎科きっての優等生M君は言う。
「ここまできたらなんも出さないほうがかっこいいんじゃない?」
「・・・」
出そうじゃないの!望むところよ!

ここでは肩書きなど関係ない。シナリオを書きたい!その思いだけで集まった面々。高校を卒業したばかりのお尻の赤い男子もいれば、棺桶に片足つっこんだ(ジョークよ)爺もいる。大学院出か?という才女もいれば、そ、その質問は…という不思議ちゃんも。この教室自体が既にシナリオの題材にあふれているではないか。
「金脈は自分の周りにあることをわすれるな」
あるゲスト講師が言った言葉である。まさにそのとおり。

ふと、この半年間のノートを読み返してみた。出てくる出てくるザクザクとお宝のような言葉たちが。
「悪にも倫理がある」
高田先生が最初の授業で言ったセリフ。しびれるぜ!
井上先生に教えて頂いた中でも特に心に響いたのはセリフに関してのこと。
「脇役であっても作者の都合で描いてはならない、たとえ1秒しか出演しない人物でも演じる人にとって良いものであるように」

シナリオ作家になりたい。
言葉を選び、組み立てる仕事がしたい。
強く思わせてくれた先生方。
私たちのような未熟な人間に辛抱強くお付き合い頂き、本当に感謝しています。
この教室から羽ばたく人がいるかもしれません。そのときは先生のおごりでお願いします。えへ


中里綾子 (第51期基礎科昼間部)
至ってふつうな子持ち主婦
趣味 読書、深酒、テニス、バイク
目標 ヒモを養える位シナリオで稼ぐこと


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2008年09月11日

9月11日 基礎科昼間部 (みえりんご)

一年位、無収入でいいから兎に角、自分の書きたい題材を書きたい

と、高田先生はおっしゃった。物凄く分かります。その気持ち。
私も、山に篭ろうとして予約しましたもん。XXX寺。

今、日常には情報が多すぎて、読みたい本や映画や音楽が溢れすぎてて
人からのいらん話とかも一杯入ってきて、創作活動が上手く進まない。

俗世間から切り離されてシンプルに自分の心と会話する時間が無い

だから、仕事も友達も遊びも全部切り捨ててただ書くことだけをしたい
シナリオを書き始めて半年の私と、長年携わってきた先生の欲求が
こうも一致するなんて・・・

書くことって魔力だ

でも、書くという事は人間を追求する事で、それは孤独になったからといって
いいものが書ける訳でもなく、結局は仲間のいる授業に向かいコミュニケーション
を取る

二時間は私にとって一番大切な時間

で、授業終わって、先生との距離が益々遠ざかるのが怖くなって、授業後のお茶
にも行けない。早く早くやらないと気持ちばっかり焦ってしまう。

この気持ち、満たされることなんてあるのかな?
書いても書いても不安。
きっと永遠に満たされない

でも書きたい。

なんでシナリオなんて事にはまってしまったんだろう。

でもやりたい。

永遠の堂々巡り。

でも好き。それだけ。

高田先生が今、書いてる題材シーボルト、間宮林蔵、石田光成について調べる。
勉強って大人になってからも続くんですねぇ。でも結構楽しい。
そして自分の作品のシナリオ書きを始める


また、新しい気持ちで赤坂へ向かう



みえりんご (第51期基礎科昼間部)
バンクーバーにて演技を学び東京で舞台を中心に活動。
たまたま褒められたブログで調子に乗り4月からシナリオ創作を始める。
最終的な目標は映画監督!


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2008年09月09日

9月9日 基礎科創作論講義 (松原)

jinno.gif

本日の創作論講義 「創作と表現 U」
講師/じんのひろあき(シナリオ作家)



本日の創作論講義はじんのひろあき先生です。
じんの先生は今期2度目の登場となります。

昼間部:
前回の講義を踏まえ、今回も映画の
冒頭10分をシナリオに書きおこします。
口調は辛口ですが、じんの先生
根は優しいのですね。
今回初めて講義を受ける人のために、丁寧に
説明をします。

「自分の頭に浮かべた映像がある。
シナリオはそれと同じ映像が読み手に
浮かばなければ意味をなさない」

前回はシナリオを書くだけでした。
今回は構成を意識しながら書いていきます。

構成を意識するというのは理解できましたが
なかなかじんの先生が正解とする
形が見えてきません。
なるほど、イメージの共有は難しいです。

それでもキツイ言葉を浴びながら
だんだん正解が見えてきました。
解ってくるとそれほど難しい話ではない。
むしろおもしろい。

「1幕目(冒頭10分間での)はこうで、
2幕目はこう。2幕目の頭が実に上品で
上手い」じんの先生熱いです。

さらに細かく見ていきます。
盛り込まれる要素は。出てくる順番は。
最終的にシナリオまで、
とは行かず途中で時間。

じんの先生「最後まで行かず、消化不良だ」
すいません。僕もじんの先生のように
ジーニアスだとサクサクついて行けるのですが。

ところで今回の映画、じんの先生は特別に
思い入れがあるそうです。
「観客は見ていて、何となく登場人物が
どの階にいるのかわかる。
それは必ずシナリオで表現されているはず。
しかし、それが解読できない」のだそうです。
本当はそこまで進んで皆と
考察したかったと仰っていました。

じんの先生「また講義に呼んでください」
はい。またよろしくお願いします。


夜間部:
昼の消化不良を解消するため、
当初は同じ映画、同じ内容で進める予定でした。
しかし受講生の質問をきっかけに
じんの先生の何かに火がつきます。

現在の映画界の現状、特に資本の流れを中心に
説明され、本気でプロを目指すのならどうやって
生き残るつもりなのかと
我々にシビアな現実を突きつけます。

さらに、プロとしてデビューするには
具体的にどのような方法を考えているのかとも。

はい。我々シナリオ講座受講生がもっとも
危惧し、思い悩んでいるのはそこです。

じんの先生の良い所は、常に具体的であることと
本当は優しい所です。
どうすればデビューできるのか一緒になって考え
いくつかの具体策を提示してくれました。

じんの先生「また講義に呼んでください」
はい。ぜひまた来てください。

じんの先生「3年後にベネチアで会いましょう」
はい。3年後は自信がないです。
5年後にお会いしましょう。

講義終了後
夜間部を中心に飲みに行く話が出ていましたが
僕はシナ講ブログと脚本が残っているので
スルー。

昼間部で仲の良いIやまさんも一緒です。
僕が「飲みに行かないの」と聞くと、
諸事情があってスルーしたとのこと。
その諸事情がなんと
僕が普段考えていた事と一緒。

なんだ、Iやまさんも同じか。
僕たち、長い付き合いになりそう。


松原(第51期基礎科昼間部)
つい口を滑らせて、提出する脚本を
2パターン書くはめになった。
もう9月だというのに。



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2008年09月04日

9月4日 基礎科夜間部 (二村真一)

おはこんばんちは。ふたむらです。
いつも基礎科夜間部のL字型教室の角の部分に座ってます。

9月4日の講座は、プロット2本、シナリオ5本の講評とのことで、この日担当の林先生が田部先生に応援を要請。なんと!ダブルライダー(あっ、ライターですね)豪華競演!!
とはいえ、クラスを半分に分けていつもの3階の教室と6階の教室(椅子が座り心地よくて、サロンみたいらしい)での平行授業体制でした。
9月末までの基礎講座終了間際の駆け込み提出ですよね。

私はというと、3階の林先生組。私の提出シナリオは4番目で、最後・・・。
先週にシナリオを提出してから、プロットを出したときはあまり感じなかった妙な緊張感があり、今日講評のみんなのシナリオを読んでもあまり頭に入りませんでした・・・。
(だから、結構おとなしかったでしょ?)
自分が提出したシナリオを読み返すとすぐにでも直したくなったんですが、今日の講義をしっかり聴いてから直そうと、我慢して手をつけませんでした。

今日も林先生の講評の切れ味は鋭く、2番手のシナリオ講評・隣のTくんの返り血を浴びまくりながら、緊張度合いが高まる・・・。

あれっ?
3番手の「虹の戦士」の講評が終わった時間が8時45分。あと5分しかないということは、俺のは来週まわし?!それだけはヤメテ・・・。

そこは、さすが林先生。時間延長してしっかりと講評していただきました。
実は私の出したシナリオは、「プロット」「プロット2稿」は田部先生に講評していただいたもので、今回はちがう目線で指導していただきたく、林先生講義に標準をあわせて提出したのです。
その甲斐はありました。

同期の仲間たちからの批評は、結構暖かいものが多くて、かなりいい気持ちにさせていただきました。
毎回しっかり読んでくれて本当にありがとね。

さて、ここからが急転直下!
林先生からはかなり鋭く、厳しく、しっかりとポイントを突いてご指導いただきました。
* いらない点描を入れると、スリーリーの流れが止まるぞ
* このシーンは、もっと後でいいだろ?
* なぜ、ここで主人公がこの行動をとるのだ?
* ここで、主人公の気持ちは誰に傾いてるのか?
* 枚数制限はしっかり守りなさい(17枚も書いてしまいました)
・・・・
ああ、課題たくさん。
やっぱり、しっかり講評を聞いてからでないと、とんでもない方向に直しを進めて、時間の無駄になったかもしれません。我慢しといてよかった・・・
しかし・・・

かなり、凹みました。本当に、凹みました。
凹みながら「やるき茶屋」予約しました。
凹んでいるときに限って、久松さんにブログを頼まれ・・・ついにきたかと、またちょっと凹みました。

先に終わって廊下で待っていただいていた(!)田部先生も合流しての恒例の飲み会。
ここでも人に幹事役を振るパワーが出ず、隅の席で注文しながら凹んでました。
しかも、はじめは狭い席に通され、凹みました。
3階の田部先生組の授業の様子など情報交換し、楽しく2時まで飲んで、みんなと別れて、一人になってまた凹みました。

ブログを書いている今も凹んでいます・・・。


さあ!ここから!
縮みきったバネは伸びるときに大きなパワーを出すのだ!!
よしっ、改稿をはじめよう!!!


【凹む】という漢字は面白いなぁ。意味とは逆に元気をくれる。
あと【行脚(あんぎゃ)】という響きも大好き。全国行脚って、怪獣が全国を行進しているイメージが沸いて好き・・・ってもういいですね。ハイッ。。。



二村真一 (第51期基礎科夜間部)
感性衰退の危機を克服するためにも講座に参加、ライターを目指す。
左利きのため、教室の机付き椅子が全くしっくり来ないのが唯一の不満。
みんなのクリエイティブ・ポジティブパワーを吸って生き延びている。



posted by シナリオ講座 at 15:59| 08年春 第51期基礎科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

8月21日 基礎科夜間部 (元木理恵)

休んでいない。
休ませてくれ。


そういう時に限って、さまざまな物事は集中するものだ。
間違いなく。


連続出勤19日目の朝。
私は久し振りに、貧血に見舞われた。


1時間ほど仮眠室で横になり、眩暈がおさまると
なんでもないような顔をして、またデスクに戻る。
どんだけタフなんだと、自分のことながら若干呆れる。


横を見ると、部下が熱心に仕事をしているので
ちょっかいをかける。
「調子が悪い時に、お前の天然パーマを見ると
なんかもずくみたいでイラッとする」
完全にたちの悪い八つ当たりだ。
「元木さん、それだけはどうにもなりません。すみません。」
その部下の返しに、軽く失笑。
そのやり取りの始終を見ていた同僚が
「相変わらず、いじり方ドSだねー」とニヤリ。
ええ、ドSとは私のことですが。


それから、3つほど打ち合わせをこなして、
資料をさくっと作成し、得意先へのプレゼン後、
赤坂に向かった。


赤坂は、今日も雨だった。
傘を買おうとしたら、コンビニに列。
今日の講義のプロット講評の順番は、私が最初。
講義開始まであと5分。


「間に合わん」


雨の中を走る。
しぶきを跳ね返すハイヒールの足が、痛い。


それだけ枷があっても、無事教室に辿り着いた甲斐があった。
林先生、ありがとうございます。


私の拙いプロットに対して、1時間以上使っていただき、
ふんだんにアイディアを盛ってもらった結果、
最終的には、ハコが出来上がっていた。
流れがくっきりと見えた。


林先生が、80回くらいタイトルの「乳ぼうろおじさん」を
「そばぼうろおじさん」と言いまつがいされたことは、
まったくもって気にしていない。
むしろ、「そばぼうろおじさん」に改名しても
異存ないくらいだ。
それくらい、今日はじっくりと
講評いただき、本当にありがたかった。


そして、講義を受けおわり、
朝の貧血を余所に、解放感いっぱいに
「飲むぞー☆」と勇む私に、
「あのー、ブログの記事をお願いします」って。


どんだけ物事が集中するんですか。


しかし、帰宅後。
すぐにこうやって書いてしまう私は、
振り幅の大きなドMでもある。



元木理恵(第51期基礎科夜間部)
大阪府出身。六本木の会社に勤めながら、火曜・木曜の夜は講座に通う。
仕事と両立しながらも、4月から現在まで皆勤を続けている。


posted by シナリオ講座 at 16:06| 08年春 第51期基礎科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする