2009年11月10日

11月10日 創作論講義(山内庸誉)

本日の創作論講義 「発想法」
[講師] 塩田千種(シナリオ作家)



11/10の塩田先生の講義を聞いて、一番考えさせられたのは、
「ネタは、自分の周りに常に転がっている」ということですそれを掴むためには、
ただ家にいるだけでは駄目出来るだけ人と会って、話を聞かなければなりません。

昔から人見知りの僕に、それが出来るのか不安になりましたが、
何とか脚本家に近付けるように、これからも頑張って行きたいです。


山内庸誉(第54期基礎科昼間部)
宮城県出身。
2009年夏の公開講座受講後、秋からシナリオ講座基礎科を受講。


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2009年10月27日

10月27日 創作論講義(中原芳)

本日の創作論講義「私たちはこっ恥ずかしいことをしている!!〜映画と脚本家と監督」
[講師] タナダユキ(映画監督)・中山治美(映画ジャーナリスト)



この日の創作論講義は、女性の映画監督として活躍されているタナダユキさん。
ご本人はあまりしゃべるのが…というか講義形式というのがあまり得意でないそうで、映画ジャーナリストの中山治美さんが質問し、それに答えていただく形での講義でした。

現役で活躍中の映画監督ということで、現場での苦労、気をつけている点などを非常に興味深い話を聞くことができました。

中でも、受講生からの質問に答えていただく場面では、「ギャラはいくらなのか?」「実際どうやって食べていっているのか?」などなかなかしゃべりにくいであろう質問にも「公言しない」「ブログに書かない」ということを条件に話していただいきました。

というわけで、講義の内容を詳しく書きたいところではありますが「公言しない」という条件付きだったので、書く事は控えさせていただきます。


中原芳(第54期基礎科昼間部)
九十九里浜に住む自由業者です。


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2009年09月08日

9月8日 創作論講義(稲井一樹)

本日の創作論講義 「シナリオと映像の違いって何だろう?」
講師/伊藤裕彰(シナリオ作家)・mico・福田隆久 



今回の創作論講義は、「シナリオと映像の違いって何だろう?」というテーマの下、ほぼ全編が、講師の伊藤裕彰監督と二人の役者さん・福田隆久さんとmikoさんによる撮影現場の見学、という形になりました。

素材となるシナリオには、筆者が提出した、「ディセント〜明日のために」という作品を選んでいただきました。しかし、初めて書いたものを使っていただくということを噛み締めている間もなく、筆者にとっては、まさに自らの未熟さを認めざるを得ない時間となりました。その主な理由は、以下の通りです。

まず、台詞の多くが「話し言葉」ではなく、「書き言葉」になっていたこと、そして、会話のキャッチボールが成立しにくい箇所があったことです。そのため現場では、シナリオのニュアンスを極力失わせることなく、台詞の一部を自然で話し易い言葉に置き換え、同時に、会話として不自然ではない位置に並べ換えるという作業が必要となりました。そのことで、監督と役者さんに大きな負担をかけてしまうという結果になったと思います。


もう一つは、人物設定の甘さです。とりわけ女性の役は、シナリオ全編を通じて、講義で取り上げられたワンシーンのみの出演なのですが、主人公のキャラクターや苦悩を浮かび上がらせるという重要な役割を担っています。それにもかかわらず、筆者は「彼女」に関する種々の情報や、主人公との接点をシナリオの中に織り込むことができませんでした。そのため、監督と役者さんが、女性役の方の演技プランを考えるための「裏設定」を作ることになりました。これもまた、不完全なシナリオが現場に混乱を引き起こすことの「好例」になってしまったように思います。


筆者個人にとって、今回の講義が、非常に強く印象に残ったことは言うまでもありません。撮影が進み、演じてくださったお二人の芝居が熱を帯びて来るに従い、自分が紡いだ筈の言葉によって、自分自身の身が切られていくような気がしました。この日の気持ちを忘れず、これからも精進して参りたいと思います。


末筆ながら、筆者の初めてのシナリオを映像にまで昇華させてくださった、伊藤監督と福田隆久さん、mikoさんは、筆者にとって忘れられない存在になりました。

本当にありがとうございました。


稲井一樹(第53期基礎科昼間部) 
2009年4月、基礎科昼間部受講。
渡辺千明先生・高橋留美先生の指導の下、シナリオを勉強中。
 

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2009年09月01日

9月1日 創作論講義夜間部(重泉みゆき)

本日の創作論講義 「映画『サマーウォーズ』のつくりかた」
講師/奥寺佐渡子(シナリオ作家)



奥寺佐渡子先生の講義を聞いて

いや〜、今日は充実していました。
あの、私ごとで恐縮なんですが、会社もお盆休みの振替代休をいただき今日に備えました!
まぁ、それも、昼は山田太一先生、夜は奥寺佐渡子先生の講義だからなんですけどね。
しかも、タイミングのいいことにというか私にとって神のめぐり合わせの様なことなんですが、8月31日、昨日なんですが、台風一過的なことで、会社を早あがりさせられまして、帰りがけに新宿バルト9にてサマーウォーズを見て、帰ってから山田先生の作品チェックと予習もばっちりできました。台風バンザイです。不謹慎で本当にごめんなさい。
(だって新宿でもう雨あがってたんだもん)
そして、両先生、一夜漬けのようなことやってごめんなさい。

ちなみに昼のレポートは別の方が書く予定のようなのでそちらでお楽しみください。

さて、奥寺先生のレポートです。こっから、本題です。
と、いってもあんまりうまく書けるか自信ないですが・・・。

奥寺先生は、見た目はとてもキュートで、大変失礼ながらかわいい方でした。
しかし、とても男らしくどこまででもついていきます姉御って感じの方でした。

講義の方はというと、とても、繊細でまさに講義題名のように「映画『サマーウォーズ』のつくりかた」でした。
ざっとですが、時系列に打ち合わせがいつぐらいにあって話し合ったことやアイデア出ししたことや、決まったことなどを話してくれました。
途中、プロットや何稿目かのシナリオを見せていただいて変更が加えられていったのかを説明してくれました。時系列に順をおってキャラクターの設定やそれにともなったストーリーの流れが変化していく過程がものすごく興味深く、シナリオ制作の生の現場を見ることができた様な気がして面白かったです。
その中で一番、心に深く突き刺さったの言葉があります。

「監督の言われたことだけを直すのはライターではない。」
「監督がひっぱるのは現場だ。」
「シナリオをひっぱるのシナリオライターだ。」
「シナリオのことを一番わかってるのはシナリオライターだ。」


ああ、なんて、心地よい言葉なんでしょう。
この言葉を聞いて私は先生にすごく魅力を感じました。
一本筋が通っていてなんて素敵な先生だろうと思いました。

あとは、質問タイムとなりより実践的な内容になりましたので、私のつたないノートのメモ書きをから紹介をしていきます。

「セリフは1行から2行におさめる」
「人物のストックは作っておくといい」
「映画はたくさん見るべき」(←やっぱりどの先生も当たり前の様に言いますね)
「アニメのギャラは安いがDVDが売れるので印税が高い」
「わざともりあがる手前で書くのをやめてみる」
「音の扱いに慣れている人はセリフの扱いに慣れている」

などです。

講義後のいつものお茶会にも快く来てくださいました。
とても、温かく人間味溢れる先生でした。


うん。私はこの方を目指そう。
そう、思わせてくれる先生でした。


ごめんなさい。
講義の内容を細かくレポートしようと思ったのですが、ネタばれになりそうなのでかなりはしょってしまいました。
いや〜、面白かった☆
m(_ _)m


重泉みゆき(第53期基礎科夜間部) 
05年第11期入門科を経て、09年基礎科受講。
 

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2009年08月18日

8月18日 創作論講義(山城吉徳)

本日の創作論講義「極私的脚本十箇条」
講師/西岡琢也(シナリオ作家)



シナリオ講座の毎週、火曜日はシナリオ創作論講義ということで、様々な作家の方々がお見えになり、様々な話をしてくれます。夏終盤の蒸し暑い8月18日、火曜日の話の主は、西岡琢也先生。

ウィキペディア(Wikipedia)で検索すると、「大学在学中に井筒和幸監督と出会い、ピンク映画の現場で助監督・シナリオを担当した。1979年、『暴行魔真珠責め』でシナリオライターとしてデビュー。『ガキ帝国』『TATOO<刺青>あり』などの話題作を執筆、日本を代表する脚本家となる」とあります。

創作論講義、夜の部は午後6時50分から。
講義室、前方のドアから、足取り軽く、さっそうと入って来られた西岡先生は、「いったい君たちはどうすんの?」とのっけから右ストレートのイントロダクション。

先生の話によると、TV局は不況で予算が無いし、テレビドラマ2時間もので、全盛期では5000万円ほどの予算が今は3500万円以下で、それでもドラマは予算がかかるので、大体2000万円で制作できるバラエティーに番組制作が移行しているとの話し。

邦画は元気だと言われるが、年間、500から600本の映画が製作されているとは言え、1000万円以下の低予算映画もあり、上映されない映画も多いとのこと。
プロデューサーも不在だと言われるし、役者も演技できるのが少ないし、こういう絶望的な状況で、貴方たちシナリオを学んでいる者は何を目指すのか?
関西訛りのある先生は、こんな未来が暗い将来、一体全体、これから先君たちは、「どうすんのよ?」と講座生に問いかけます。

「どうすんのよ」、と言われても、と思っていると先生は、さっさと本題の講義の方へ進んで行きます。まったくもってフットワークが軽い。

講義の内容は「脚本九箇条」。
以下に列記します。

@「よい脚本」は映像が浮かぶ
A「脚」で書く
B主人公の変化の過程を描く(ロードムービーが好例)
C人の心の動き、気持ちの揺れ、葛藤を映像に置き換える
Dカメラに映らないものは書かない
E台詞劇(戯曲)ではない(台詞は要素の一部)
F登場人物の突出した部分を見つける(人物の歴史の節目を考える)
G登場人物とストーリーを修正しながら、ハコを作る(ストーリーは直ぐに出来る)
H不特定多数に伝える(脚本の客観視、自己の客体化)

この9箇条を、@からBが一つのまとまり、CからEが二つ目、FからGが三つ目、最後がHのみ、という4つのグループに分けて、それぞれのグループに先生が説明を加えて行きます。

印象に残る様々な話があって面白い。その講義の時のノートから拾ってみると、
「特定多数のスタッフやキャストがいて、作家と同じ映像を浮かべていたら、それはよい脚本」
「変化のプロセスを描くのがドラマ」
「腹を立てている男を撮っても、怒っていることにはならない、撮って解ることを書く、彼女は悲しかったといのはダメ、アクションを描く、映像に見えるシーンを撮ってゆく」
等等、感心する話。やはりこのあたりはボディーブローの連打をやられた感じがします。

当日の受講生をざーと見渡すと研修科からの受講生も多い気がしました。ということは人気のある先生なのだと思っていたら、後でWEBで調べたら、
「現在、日本シナリオ作家協会理事長、及び、大阪芸術大学映像学科教授を務める」
おおー。なんかこれは右フックか。

最後は受講生からの質問。受講生とはやはり経験、練習量、テクニック共に階級が違い過ぎます。受講生達からのストレートは、ほぼ完全に全てが空を切った状態でした。
持ち時間が終了すると先生は、またさっそうとやって来られた講義室前方入り口の方から去って行きます。

通常、火曜日のシナリオ創作論講義での大方の先生方は、質問の時間には質問をしないアジア的行動を察してか、しばらく前方講義用机に佇み、受講生のオズオズとやってくる質問に答え、しばらく後、本クラスのコーディネーター男、Y氏の誘いにのり、近くの喫茶店か、居酒屋に行く、というのが定番行動パターンですが、今回の西岡先生は、反撃を始めようと構えていた挑戦者に対し、プイと向きを変えるとタイムアウトの鐘がなり、さっそうと自コーナーへ戻るチャンピオンのような風情です。

なんとなく体のあっちこっちにダメージを受けたような受講生達は、講座後、お茶会です。ちなみに私はお酒会でしたが、10名ほどが参加しました。

その座で出た多く出た内容は、「なんか、今までの講座のまとめ、みたいな話だったなぁ」でした。
自分なりに振り返ると、当たり前といえば、当たり前の内容で、それでいて「脚本九箇条」という内容にまとめ(本来は10か条の予定だったとのこと)、未来のシナリオライターとして、その価値とその存在意義、役割を考えなさい、ということだったのかぁと、ジャブのうまい、後味の利いたバンタム級ボクサーとスパーリングをしたような火曜日でした。


山城吉徳(第53期基礎科夜間部) 
53歳、既婚、孫一人です。普段は途上国向けの教材を作っています。年を食って
いるのですが、ドラマを書いてみたいと思って、この講座を受けることにしました。


posted by シナリオ講座 at 14:34| 創作論講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする