2011年01月31日

遅ればせながら。(研修科昼間部)

はじめまして。
今回55期研修科昼間部のブログを書くことになりました、石原ちあきです。

「誰か受講生ブログ書きませんか」という呼びかけに、なんとなく応えてみたら1人。

何を書けばいいのかなぁ…なんて悩んでいたら、もう1月末!
(月に1回は更新を〜とお願いされたのに!)と、焦って書きはじめました。


今期の研修科昼間部は、講座HPにもあるように男性9名、女性5名の合計14名。
14名のうち、前期基礎科からの受講生は9名です。

担当講師は前期基礎科から継続で小松與志子先生と、今期から新たに坂田義和先生と安井国穂先生に見ていただいています。


昼間部は16時に講義が終わるため、飲みに行くにはなんとも微妙な時間……。

なかなかみんな揃ってアフターを過ごすことがなかったのですが、今月半ばには先生3名が揃っての新年会という名の飲み会もあり、ようやく講師の先生と受講生、そして受講生同士も打ち解けてきました(あれ、遅い?)


さて、10月から講義が始まりもう3ヶ月が経ちます。

まだプロットを書いている人が大半ですが、ちらほらと脚本に進む人も出てきました。

プロットとにらめっこが続いている私は焦る、焦る……でも書けない。

講義の度に先生の講評、受講生の講評が積み重なって、(こんな風に書いたら、こう突っ込まれそうだなぁ)(ここに至るまでの背景も考えなくちゃ…)と、色んな考えがぐーるぐる。

書かなきゃ始まらない、と心の中で思うばかり。
書いては消し、書いては消しの繰り返し。

しかし、残り2ヶ月。

「脚本一本書かなきゃ、来た意味がないじゃない」
「シナリオはなだらかに上達するものじゃない、書き続けて、ある日突然ぽんと階段を上がる」

という先生の言葉を強く念頭に置きながら、「頑張って書いていかねば!」と自分を奮い起こして、悔いなく3月末を迎えたいなぁと思います。


posted by シナリオ講座 at 19:21| 10年秋 第55期研修科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月28日

大野先生の講義 その1(基礎科夜間部)

はじめまして、金魚です。
今回は大野武雄先生の人柄や講義の様子をご紹介します。

大野先生はとてもダンディです。
それは、もう一人の専任講師である柏原先生も同じなのですが、
大野先生はダンディの中に、ちょこっと三枚目な要素もお持ちです。

例えば、ダジャレがお好きで講義中に度々ダジャレを披露されたり、
例えば、柏原先生の授業の日に、別件で講義にお顔を出された時には、
    「あれ?今日、俺の番じゃなかった?」なんて笑いをくださったり、
他にも、三枚目要素が盛り沢山です。


そんな大野先生は私たち受講生に沢山の愛情を注いでくれます。

講義中、受講生が提出したプロットに厳しく意見をくださり、
時にはプロット自体をボツにされる事もあります。

しかし、大野先生は提出された全てのプロットに
『赤ペン先生』のような沢山のコメントや指摘を入れて
講義後、批評を受けた当人に持たせてくれるのです。

「ボツにしろ!」そう厳しく言われたプロットでもです。

大野先生のコメントは赤や青や緑など、いくつもの色で書かれています。
色の違いは読まれた回数によるものだそうです。
私たち受講生が出す、箸にも棒にもかからないプロットを
何度も何度も読んでくださっている……。

いつか、大野先生に心から楽しんでいただけるような作品を書きたいです。
それまでは、大野先生、大変心苦しく思いますが、
つまらないプロットにお付き合いお願い致します!

最後になりましたが、大野先生は受講生にあだ名を付けてくださいます。
私がブログで使用している名前『金魚』も大野先生が付けてくださいました。
※理由の説明は割愛させていただきます。

それでは、まだまだ書き足りませんが
本日はこの辺で失礼致します。


posted by シナリオ講座 at 18:58| 10年秋 第56期基礎科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

黒沢久子先生(基礎科昼間部)

開講一番、お叱りです。
「みんな、やる気あるのか。特別講義に来てくださる先生の作品も観ずに、質問も出ないで、何のためにここに来てるのかとあきれた。狭い映画の業界で、少しでも顔を覚えてもらうチャンスをみすみす潰してる。少しでもみんなの力になれればと時間を作って下さっているのに応えていない。作品数もなんでこんなに少ないの。」と。

こんなにストレートに叱って下さって感謝です。
たるんでいました。もともとたるんでいたのが、年末年始にまったりとして更に欲もなくなり、楽なほうに流れようとしておりました。
黒沢先生、愛情溢れる良い先生です。

だから今日の講座は質問も多く出ました。黒沢先生自身がどう書いていらっしゃるのかと迫る質問が多かったように思います。

まずは「映画を観て面白いと思うポイントについて」みんなの意見を募ります。
結果、大きくは次の二本の柱にまとめられるであろうと。
「見たことのない意外性」「共感できる」
だから脚本もこの柱を逸らさないで書くこと。
ただし、共感といっても、ありがちな人ばかり出してもつまらなくなってしまう。

また「登場人物の数を増やしすぎないこと」というのは「最初から最後まで物語の決着をつけてあげる人物の数をそうそう増やさないという意味なので誤解のないように」とのことでした。
「話に行き詰ったときに、登場人物が多いと話がばらけて展開しやすくなるという側面もあるが、さばききるには高等テクニックがいるからね」とのご注意もありました。

先生は書いていて「主人公の気持ちが今開放されたな」と思う瞬間が描けるとそこで「抜けたな」と思われるそうです。
映画を見る側も、そこですっきりしますものね。
「東京ソナタ」を見た後の私の感想は「あ〜すっきりした!!」という爽快感でした。
私の中で1800円と2時間を費やして得たいものってこの感覚かと。実生活で味わえない非日常を買いに行くのですもの。

また「先生がなぜ書き続けるのか」との質問には「私って何で生きているんだろう。生きていることの意味知りたいなと思って書いている。」とのこと。

そういう捉え方で物語を作るんだ、お話の中で主人公に思いっきり生きてもらえばいいのね〜と面白く思った次第です。

受講生kくん「ソーシャルネットワーク」お勧めでした。ラスト2分のためにその前の1時間58分があると力説です。どうやらその2分にこの映画が凝縮されているそうです。観てきます。


posted by シナリオ講座 at 18:47| 10年秋 第56期基礎科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月19日

シナリオ講座講義録・第一回(基礎科夜間部)

kisoyoru1.jpg

第一回

    全てのシナリオの基本はプロットである!

                   文・井田天 蔵乃介


まずシナリオの全ての基本はプロットからです。
そして、まずプロットを書くためには、
そのシナリオ、書きたい話、テーマが何なのかを
プロデューサーに簡潔に説明でき、
かつ理解させなければいけません。


――それが講義第一回目の柏原先生の第一声でした。


事務局の方からは基礎科を申し込む際、

今回(56期基礎科)の講師を担当される柏原寛司先生と大野武雄先生は大変、
面倒身が良く、講義も実践形式のスパルタで井田天さんはプロになるために
この講座に来られたのであれば、絶対に後悔しないでしょう。

と、言われていたので、のっけからいきなりプロットの話で、
思わず「いきなりきたっ!?」と身構えてしまいました。
*事務局のコメントはうろおぼえです。
 また他の講師の方ももちろん皆さん、実績のある素晴らしい方々です。

ちなみにプロットという何かという話ですが、
シナリオを書く前の設計図のようなもの・・・です。
・・・ですよね?

実際の執筆には プロット → ハコ → シナリオ の手順を踏むらしいとか。
マンガで言うなら、コマ割 → 下書き → ペン入れ という事なのでしょうか。

教材として過去に柏原先生が執筆された脚本プロットを頂いたのですが、
非常に丁寧に書かれてあり、あとは台詞を書き足せばそれでいいんじゃないか、
と思えるほど中身が濃いものでした。

・・・と、ここで講義の内容に話を戻します。

主な講義としてはプロット提出をメインとした半年間、
実際のプロデューサーとのやりとりを想定して、
プロットを直しつつ、最終的に60分の一本のシナリオを仕上げるという事でした。

講師の方によっては、シナリオの書式から創作論まで逐一、
丁寧に手取り足取り教える方もいらっしゃるらしいとの事ですが、
柏原先生の方針としては、

とにかく書いて覚えろ。

・・・実際にはこう言ってないような気がしないでもないですが、
少なくとも僕にはこう聞こえました(笑)


そして、続いて柏原先生の口から出てきた言葉は非常に衝撃的なものでした。


「では、今から各自、この半年間で書きたいと思っているシナリオを
 三行あらすじにして、それぞれ発表してください」


・・・って、いやいやいやいや!
そいつは無理無理無理、カタツムリってもんですぜ。
ナイスティーチャー!
いくら実践形式とはいえ、いくらなんでも実践すぎるんじゃないですか!?
何ですか、そのボクシングジム入門当日に、
じゃあスパーリングやろうか。みたいなノリは!

と、このように私、井田天は激しく動揺したのですが、
前の席に座っているみなさんは実体験の話、都市伝説モチーフの話、
ヒーローではなく、ヒーローの身近にいる何の変哲もない親友の話など、
次から次へとポンポンポンポン発表していく皆さん。

そこで井田天、負けじと必死に考えました。
一人、また一人と三行あらすじを何の労なく発表していく中、
ああ、前の席に座らなくてよかったなぁ。。。と。

って違うだろ!


で、考えた結果、発表したものを再現したのがコチラ。


井田天 「僕は女子高生、もしくは中学生、
 反抗期を迎えたその辺りの話を書きたいと思っています。
 その・・・思春期というか、その主人公は親とか家族に
 あまり相手にされていなくて、非行に走りかけているんです。
 それでとあるきっかけで尊敬できる人に出会えて、
 立ち直りかけるんですけど、
 そこでまたその尊敬できる人がいなくなってしまう。
 で、そうなった時、またその主人公は非行に走りたいけど、
 尊敬できる人がいてくれた手前、走れない。
 で、それをかつての幼馴染にうっぷんをぶちまけるんです。
 別に主人公は理解してほしかったわけじゃないけど、
 幼馴染はそんな主人公に理解を示すんです。
 で、少し、主人公は救われる。そんな話です。


って長いよ!
全然三行じゃないよ!
やっぱり、今、こうして振り返ってみるとかなりアレですね・・・。

で、上記あらすじに対する柏原先生からの返答は下記だったように思います。

・漠然としてわかりにくい。
・もし主人公の境遇を不幸なところから始めるのであれば、
 終わりは「少し救われる」ではなく
 ハッキリと明確に救われる描写であった方がいい。
・60分ものにはまだ短い。

・・・ちなみに発表した時、
これなら一時間は埋まるだろうと思っていたので、
60分シナリオにはまだ尺が足りない。
と言われたのはショックでした。。。
そして、現在上記あらすじの
プロット三稿目を書いているのですが、
柏原先生のおっしゃる通り、
上の通りだと本当にまだ短くて、
先生の眼力に驚きつつ、
自分の無力さというか、
あさはかさにあきれ果てている最中です、はい。


次回に続く


posted by シナリオ講座 at 18:56| 10年秋 第56期基礎科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

井上正子先生(基礎科昼間部)

新年です。
早速のお題は映画「聖なる酔っ払いの伝説」
パリを舞台に、ある酔っぱらいの体験する奇妙な出来事を描くドラマ。
監督、脚本は「偽りの晩餐」のエルマンノ・オルミ。出演はルトガー・ハウアー。
1988 ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞 受賞作品です。

井上先生いわく「みんな早い展開でいろんなことが起きるドラマ見てると、こういう映画って、まったりしすぎて待てないでしょう。でも、この時間経過を見せていくのが映画なんです。」

そうなんです。待てないんです。リモコン片手にザッピングを繰り返し、ネットで見たいところだけをサクサク見ることに慣れてしまっていると。

細切れ時間しか相手にしていない私にとって、先生の「これが映画」とのお言葉に目が覚める思いでした。感想を提出する宿題が出されましたので初めから何が起きていったのかじっくり整理してみて、やっと映画の輪郭がおぼろげながら見えてきた次第です。

観終わって、真面目に正直に生きることが認められた気がして、ほっとして、背筋を伸ばして歩こうと思わせてくれるような映画でした。

後半は受講生提出プロットの講評。その中から二作品について。
O君のテーマ、なかなか良いので掘り下げるようにとの先生のご意見。
出てくる子のキャラクターが伝わるな、この子さわやかないい子だな、これは作者さんの人柄が出てるなと思わせる印象的な作品でした。
kさんの作品。主人公の設定を人妻から女子高生に変えたのは正解と先生のご発言。
私も、ずいぶん整理されてわかりやすくなったな、話が作者に寄ってきたなと感じました。

次回のお題はエルスールだそうです。「ミツバチのささやき」見なくては。。。。


posted by シナリオ講座 at 18:46| 10年秋 第56期基礎科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする